可愛いのは(現パロ、クロルフ♀)
「ご注文、ありがとうニャ!」
明らかに猫をモチーフにしたと思しき配膳ロボットが、滑るようにテーブルの隣までやってきたかと思えば、そんなことを喋って止まった。なかなか良くできている。感心していると、向かいに座ったルフレは頬を紅潮させ、目をキラキラさせていた。
「ふぁぁ……ね、猫さんです……!」
「くすぐったいニャ~」
注文した季節限定のパフェを完全に放置して、ロボットの猫耳に当たるらしい出っ張りをそっと撫でては、返ってくる反応にいちいち感激している。
「可愛いですね、クロムさん」
「ああ、そうだな。可愛い」
クロムは微笑ってそう返したが、『可愛い』の主語が食い違っていることを、彼女はちっとも気付いていないだろう。
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