甘い魔法(現パロ、クロルフ♀)
味はチョコレートじゃないんだな、と。
新しい色付きリップクリームの甘い匂いに嬉しくなって、リビングのソファでくつろいでいたクロムに抱き着いたらいきなりキスされて唇を舐められた。
「も、もう、クロムさんっ!」
「ははっ、悪い悪い。でもいい匂いだ、広告どおりじゃないか?」
ちっとも悪いと思っていない様子の旦那様が、ニヤリと笑ってそんなことを言うものだから、ルフレはチョコレートにコーティングされる苺みたいに真っ赤になってしまった。
まさか、コスメなんて興味がなさそうな彼が知っているなんて。
ポケットに隠したパッケージには、『甘い魔法で、カレがキスしたくなる唇に』というフレーズが、可愛らしいフォントで書かれていた。
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