拍手お礼等まとめ1 - 3/16

可愛いあの娘はサンタクロース?(クロルフ♀)

 

「クロムさん見てください!『さんたくろーす』ですよ!」

「ぶーーーーーーーーーーーーーーーッ?!」

 冬が深まりつつある某日、アンナ商会にて。

 じゃーん、と登場したルフレに、クロムは飲んでいた茶を盛大に吹き出した。

「きゃっ?! も、もう大丈夫ですか、何か拭くものを……」

「けほ、けほ……っ、いや、ルフレお前、その格好……!」

「アンナさんが貸してくださったんです。異界の冬のお祭りで、子供たちに贈り物を配り歩く『さんた』の衣装なんですって。真っ赤でふわふわで、ケープも付いてるんです。可愛いでしよう?」

 問われて、慎重に視線を動かす。三角帽子の先端に付いた毛糸の飾り、襟や袖の端のもこもこした装飾は白で、それ以外の生地はすべて鮮やかな赤だ。確かに『真っ赤でふわふわ』ではあるのだが……。

「いや……あ、あのな、ルフレ? 上はまあいいが、それだと……その、寒いんじゃないか?」

 慎重に、慎重に。薄目で捉えたスカート部分はすこぶる短く。白い脚、の太ももが、見えていた。神軍師の衣装の時はマントがあったが、今回は後ろからも丸見えだ。

「……?? そんなに寒くないですよ? ロングブーツの内側はもこもこで暖かいですし、スカートの下にもちゃんと重ね履きしてますし。ふふふ、これでルキナたちに贈り物を配ったら喜んでもらえると思いませんか?」

 うきうきと語る妻は見るからに浮かれている。ドレスとは異なる可愛い衣装が嬉しいのだろうが……夫としては目のやり場に困る。これはもしや子供たち(主に息子)の差し金か。噛み締めた唇は少し血の味がした。

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