俺とあいつとあいつと俺が?!(クロルフ♀未満、FEH)
英雄として招かれたアスク王国の特務機関。
自分はそう呼ばれるに値する偉業の持ち主ではない。求められる働きができるだろうかと不安になるも、先にルフレも来ていると知り、それなら何の心配もいらないと安堵したのも束の間、彼女の態度がぎこちない。むしろ、避けられているのではと思うこともあった。
性差を超えた親友であり、相棒でもある軍師の不可解な態度の原因を掴みかね、頼った先はアスク王国の王女シャロン。どんな英雄にも親しく声を掛ける彼女は、特務機関でも有数の情報通だ。しかし相談した結果、帰ってきた答えは。
「は……? 結婚? 俺と、あいつが?」
「はい! ご夫婦で召喚されているお二人もいらっしゃるんですよ。多分それを知って、どう接したらいいか戸惑っているんじゃないでしょうか?」
「そ、そう……か、夫婦……ふうふ……」
どう反応したらいいか分からず呆然と呟く。確かに一番初め、別の世界の自分や仲間が特務機関にいる、あるいはこれから招かれる可能性があること、しかし必ずしも未来がそうなるとは限らないことは説明を受けた。受けた、けれども。
「クロム王子? 顔が赤いですけど大丈夫ですか?」
(俺が……俺がルフレを妻にするだって……? いや、確かに俺は男で、あいつは一応女だ。だから結婚はできるが……っ、あいつと俺がけ、けけけけっこん……!?)
「ええっ、顔がどんどん真っ赤に……! ど、どうしましょうお兄様を呼んで来なきゃ!」
なお、その後しばらく互いに挙動不審になるイーリス王子にして自管団団長と、その相棒である軍師の姿が特務機関内で多数目撃されたという。
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